チラウラヤーン3号

その辺のプログラマーのチラ裏です。

積読消化のペースを見てみる

積読消化のペースを見てみると

10日で1冊が今の働き方で現実時に可能なペースっぽい。

今の働き方は、おおよそ朝8:30〜夜7:30ぐらいの肉体労働+講習受講(2ヶ月に1回の試験がありそのテスト勉強も含む)。

ボリュームが小さいもの、専門書じゃないものだともう少しペースアップできそうだけど、そういう系の積読は大体消化したので、今は専門書と、それなりに情報の詰まった積読の消化に勤しんでいる。

もし結婚して子供が持てたらこんなペースも無理なんだろうなと思う。結婚できるかわからないけど、したい気持ちはあるので、今のうちに自分の専門方面と基礎のレベル上げをしておきたい。

ところで『闘うプログラマー』を今更ながらに読んだんですけど

評判に違わぬ名著でした。山岡洋一氏の翻訳がすばらしいのもあると思う。英語はもちろんだけど、経済、社会、コンピューターに通じてないとここまでの高みには到達しないんじゃないだろうか。そして原著者についてはもう、よくぞこれだけの膨大な会話録、出来事、情勢をこのレベルにまとめ上げたものだと感嘆した。常人なら圧倒されて終しまいだと思う。

カトラーの威圧的なコミュニケーションには賛同し難いものの、軍隊のごときその振る舞いがなければ、コンピューターソフトウェア開発史上に名を刻むこの偉業が大成することはなかっただろうとも思う。Windows NTはXP以降のWindowsの安定性の礎となっているし、カトラーの本質へのこだわりがなければ、未だにWindowsは「悪の帝国マイクロソフトの作った、シェアが大きいからみんな仕方なく使うだけのOS」という評価が続いていたのではないだろうか。

"優れた作品は愛情と暴力によって創造される"

250人のプログラマ、560万行のコード、1億5000万ドルのコストが費やされ、開発最後の年には3万以上のバグが修正されたこの大掛かりなソフトウエアをリードした人間が言うことには迫力がある。