チラウラヤーン3号

その辺のプログラマーのチラ裏です。

体調が悪い。こんなとき、故 石原慎太郎氏の対処法を思い出す。

「風邪を引いた時、私は何も食べずに水も飲まずにじっと休む。猫などの動物を見てみなさい。 怪我をしたときなど、彼らは飲まず食わずで、ひたすら体を休める。 血液を濃くして病原菌をやっつけているのだ。これが自然の原理なのだから、私もそうしている」

私は彼の考察をちょっと雑に感じる。

だって、自然界では人間のように「いつでも食料にありつける」保証がないんだもの。 ましてや体力が普段より落ちている状態なら、なおさら狩猟に成功する確率が低い。 そんなときに、分の悪い賭けに出て体力を使うよりも、怪我の回復を優先することは合理的な選択だと思う。つまり、動物と人間では判断材料が異なる。

翻って、いつでも食料にありつける人間の場合は、水分を取ってエネルギーも補給する方が体力の回復には寄与すると思う。

...とここまで書いて思ったけど、飢餓状態にあるとき、サーチュイン遺伝子の活性化で細胞の若返りが期待できるんだっけ。 確定はまだらしいけど。

でもいくら細胞が元気になるからって、それは老化に対する側面の話であって、怪我の細胞的視点の修復や、病原菌への抵抗の話とは話題が異なると感じるけど...。

実証するなら、長期的に2群、4群ぐらいに実験対象を分けて、それぞれで条件を変えて比較するといいんだろうけど、とても管理しきれないし、 ある程度は実験室的に導くしかないよねえ...。