1985〜2000あたりの雑誌の存在に相当するのがその後のWebの存在だとすると、 さらに時間が進んだ後のWebはページの半分が広告でかつ編集の目を通ってないまま作られた同人誌のようなものか?
でも同人誌はまだ「私はこれが好きなんだ!お前らもそうだろ!まだ好きじゃないならこれを読んで好きになって!」というパッションがあると思うんだけど、広告全盛時代のWebはそういう意気込みは基本的にない。
いやでも、雑誌ブームであれ新書ブームであれ、売れたものを目にしてたからそんな気がしたんであって、 当時も読んだところで何の収穫もない雑誌や本も数多くあったはずだ。
その状況がWebに移り変わっただけであって、本質はそこまで変わってないのかもしれない。
「変わった」という感覚が強いのはきっと、2000〜2010年のGoogleとWebの発信情報があまりも相性がよく利便性が高すぎただけで、 その利便性はコンテンツの少なさ、情報発信のしにくさに負っていたものだとすれば、 なんというか、ボーナスタイムが終わっただけであって、もとよりそれが永遠に続くなどと錯覚していたこと自体がおかしかったのだろう。
楽しい時間はいつも短い。