チラウラヤーン3号

その辺のプログラマーのチラ裏です。

日本寄付財団のPRクリエイティブに石野卓球が楽曲提供していることを知った。

SHAMEFULみたいなのを作ってくれと頼まれたのかな…。劇伴もそうだけど、クライアントから楽曲イメージの制約があった場合、他曲とよく似た曲になったり、逸脱が制限されるケースがある。そういうオーダーがあったのなら仕方ないけど、単調過ぎてキツい。まだ関西電気保安協会の方がマシだったように思う。

卓球のソロワークは元々ミニマル傾向があり、近年その傾向はますます強まっている。とは言え、個人的にはもうちょっと起伏が欲しい…。

坂本龍一は「東風のような曲を」とオーダーされて花王アジエンスのCM曲を作り、見事に換骨奪胎してみせた。

石野卓球についても大友克洋監督MEMORIESにおいて「映画館で踊れる曲を」とオーダーされてIN YER MEMORYを作った。あの頃の卓球はキレキレだった。坂本龍一作品の完成度に比肩する強さがあった。

今作はフロアで流しっぱなしにする分には悪くなさそうだが、MVと併せて見るにはなかなか厳しい。ルイ・ヴィトン150周年を記念して坂本龍一が作曲した+33のように、イベント会場でループさせる前提なのだろうか。それならまだわかる。

良くも悪くも大御所になってしまったということだろうか…

IN YER MEMORY

IN YER MEMORY

  • 石野 卓球
  • アニメ
  • ¥255

Asience-fast piano

Asience-fast piano

SHAMEFUL

SHAMEFUL

+33

+33