チラウラヤーン3号

その辺のプログラマーのチラ裏です。

セデスを飲んでも片頭痛が止まず、脳神経クリニックへ。2ヶ月前に撮影したMRIでは異常はなく、やはり原因不明。眼精疲労由来だとは思うが、視神経の痛みか、メガネが合ってないのか、肩か、腰か、首か、睡眠不足か。処方されたのはアマージ (ナラトリプタン)。対処療法的に頓服する薬。予防薬にはならないので、予兆があれば早めに飲むようにとのこと。服用から1時間で頭痛が少し軽減したがまだ強かったのでもう一錠追加した。最大で2錠まで。4時間は開けるようにとのこと。昼から職場に向かい、結局、10:30に服用し始めてから頭痛が止んだのは14:30ごろになってからだった。仕事が終わり21時から家路につくと再び頭痛。22時に一錠を頓服。0時には落ち着いた。

セデスはACE処方のものだった。アミノアセトフェン、カフェイン(無水)、エテンザミドの頭文字を取りこう呼ばれるらしい。

今回の片頭痛薬は痛みを伝達する物質の感受性を下げるものらしい。

病院の待合室では、洋画画集、世界図鑑、脳の仕組み、を読んでいた。丹念に精魂込めて描かれた絵は美しいし、良く晴れた中東の写真は見てるとワクワクするしで、頭は痛く吐き気はあったが、つかの間、苦しみを和らげてくれた素晴らしい時間だった。ところでシナプスにはなぜ間隙があるのか。直接接続した方が伝達効率が良いと思うのだが、むしろ伝達量を減らすためだろうか?キャパシタのように抵抗を挟むことで特別な効果を発生させたりするためなのだろうか。淘汰と学習の結果だとすれば、DNAには原始的な生命からの学習情報が詰まっているのだろうか。DNAが傷ついて、学習データが巻き戻ったりはしないのだろうか。生命は誕生した時からずっと分散コンピューティングを続けていて、内部でも外部でもネットワーク構造を持ち、計算資源は、外部からコードを取り込んだ上で、自己をベースに産み直しすることで更新されていく。原初の生命は不死だったらしいが、それではリフレッシュの効率が悪かったのか、分裂、結合と自己の死を獲得し、現在のシステムになったらしい。

ヨコハマ買い出し紀行でココネが「私たちは音と光で出来てるんですよ」と言っていた。アルファの開発には、飛行機に乗った時の子海石先生の「体験したときの感覚」が役立った、という話になっている。

そんなことを思い出していたら、2ちゃんねるで読んだ、木になった前人類の話を思い出した。食糧難の結果、葉緑素という日光からエネルギーを生み出す技術が開発され、それを体に取り込んだ人々は動くことがなくなり、太陽の方を向き続けるようになり、話すこともなくなり、足は地面に根を下ろし、表皮は乾燥し…新世代は誰も遠い昔にそんなことがあったことを知らず…いや、どうだったか。また読みたい。そして似たような話は、ファンタジー作品にもいくつかあるようだが、どうやって探せば良いのか分からず今に至る。