相手の情報を引き出すことがデート会話だと思ってたら、それは高校数学で言えば、最初の式変形をしたぐらいのステップでしかなかった。
関心を持つっていうのは、相手が何をどう感じているかを知ることで、話したいなら聞けばいいし、聞きたいなら話せばいいし、相手の情動に合わせつつも、自分からも相手がどういう感覚で生きているのかを自分の感じ方を伝えたりして、心でコンタクトスポーツすることだったんだ。
えーと、例を書いておかないと後で見返した時にわかんなくなっちゃうな。
情報の授受でしかない例
- 音楽が好きなんですね
- あー、最近はあまり聞いてないですけど、好きですね
- どんなジャンル聴きますか?
- K-popです
- あー、人気ですよね。ボクはあんまり詳しくないですけど、ポップスの一つの完成系だと思います。結構、ヘビーなサウンドに仕上がってるものもあって興味深いですよね
そうじゃない例
- (略)
- K-popです
- へー!韓国好きなんですか?今度焼肉食べてカラオケしましょう〜。ダンスも真似したりしますか?今度教えてください!一緒に踊りましょう!
うーん、違うな。でもなんていうか、Whyを深掘りしたり、具体的にどういう場面で響いたのかとか、「相手の好き」を尊重して、自分がそうされたら嬉しいことを一緒にやる、みたいな。なんかそういうアレでいけたらいいな。自分じゃなくて相手に軸を置くんだよ。
で、「期待したほど考えてないな」と感じたとしてもだ、それはお互い様で、しかも、そんな小一時間話した程度で相手がどこまで考えて発言したかなんてわかりゃしないし、大事にすべきは「それを楽しいと感じていること」の肯定だ。だって、世界は美しいから。
