オープニング曲を大貫妙子が歌い坂本龍一が作曲してるという情報につられて日本沈没2020を見ました。原作未読、映画版未見。
映画かと思って見てたら「続きを見る」ボタンが出て、あれ、これ、10話シリーズなんですね。
1話25分だからあんまりダレずに一気見できました。日曜万歳。
※ 以下の感想は、先入観を与えると良くないので未見の方は見ないようにしてください。
- オープニングいいですね!クオリティ高い。A Life をここで聴くことになるとは
- agraphの曲もいい
- 映像は綺麗
- 大友克洋「童夢」のマンションが崩れるときのあのワンシーンをオマージュしたようなシーンがある
- 父ちゃんが肉捕まえるシーンはサバイバルファミリーのオマージュ?
- ダイバーシティがある
そんなところは良かったんだけど、話が進むに従って尺に収まってない感が増していき、次のようなアラが目につきました。
- SFというよりサバイバルドキュメンタリーっぽい。さいとうたかおの「サバイバル」が映像化されたような手触り
- ストーリー展開のためにイベントが強制挿入される感があり、ご都合主義、作為を感じてしまった場面が多い。また、経緯説明が足りないときがあり、ひっかかる
- ちょいちょい英語のセリフ入るんだけど、必然性が感じられず違和感を覚えて没入感が阻害された。SPECのパロディがしたかったのかな
- 津波はどうなった
- スマホのバッテリー保ちすぎじゃね
- 不発弾かー
- 日本刀かー
- 政府発表どこでやってんの
- 今時のペースメーカーのバッテリーってそんなとこにつけるっけ…デカイし。耐用年数も短いような…
- 取材とシミュレーションが雑…?
- データ転送の失敗により何が不成功だったのかが分からん
- ひっくり返った弁当はなんだったのか
- 水分補給なしで過ごした時間が長いっぽかったけど、特に見当識障害とか出てない
- 再会した人たちはどうやってサバイブしてたん?
- センパイはDJを嗜んでたのかー
- 食ってるそれ大麻だよと聞いてもわりと平気
- Yo!Yo!
概ねそんな感じです。 みんなのシネマレビュー の評点でいうなら 5ぐらいでしょうか。損も得もしてない感じ。
マクロスプラスよりちょっと低いぐらいです。脚本と演出がもうちょっと丁寧ならなあ。
ジュブナイル向けの娯楽としては悪くないかも知れません。
あ、最終話の怒濤の畳み込みは、ちょっと好きでした。急激に安全が確保されていく流れにカタルシスがありました。