チラウラヤーン3号

その辺のプログラマーのチラ裏です。

社内文書をGoogle Docsに雑に書いていってると、検索キーワードが分からず探せない読まれない問題について考えていた。また、単純なキーワード検索だと、関係ないトピックの文書が検索ノイズとしてヒットしすぎる問題もあった。

Slack上にスニペットやポストで作業ログを書いたり、スレッドで作業実況するのはしてたんだけど、自分で書いたものですら、数ヶ月〜数年経過すると、あとで探すのは難しいと感じたことも多く、フロー型のみで情報管理するのも無理がある。

個人的にはGoogle Sitesでインデックスページとディレクトリを育てていくことを構想していたけど、「メンテが追いつかない」という反対も受け、うまく行かなかった。反対意見自体は、まあ、分からんではない (当時反対していたメンバーの中には文章作成と管理を自らの手でやることにあまり積極的ではなかった者も少なからずいた印象もあるが)。

ただ、Github Wikiではインデックスページと階層が作られていて、UKチームはそれなりにメンテ、活用し、割と運用できていたことを鑑みるに、ドキュメント運用に責任を持って当たるメンバーが一定数存在するチームでは、一定の有効性・有用性はあると感じた。

ドキュメントを書かないし、メンションしても読まない、コメントも付けない人は、「ドキュメント運用に不慣れである」ということなのかも知れない。そこに不慣れな人が多いチームであれば、Team Qiita, esa, kiberaなどのマークダウンでサクサク書けて、編集リクエストが送れ、コメントスレッドが付いてて、voteがしやすく、新着記事が分かりやすく、タグでdigりやすいサービスの方が活用されそう。

それでも、雑記事が増えすぎて、検索が難しくなっていく問題は目の当たりにした経験があり、チャット運用よろしく、ドキュメント運用の方針と文化を育てないと、一部だけ頑張ってもなかなか難しいところは感じる。

ドキュメント運用に慣れてて、書く読むコメントつける、添削するなどに抵抗のない人が多いチームであれば、Google Docs + Google SitesやConfluenceなどの味気ないツールでも回るかも知れない。

Notion, Dropbox Paperなどを試してみるのも良い。

決定版は未だなく、それぞれ長短がある。自分たちにフィットするツールとやり方を模索し工夫し振り返りつつ洗練を継続していくしかない。

図書館には司書という専任管理者が置かれているように、結局は、情報管理責任者ないし、その意識を持つ文化に拠るところは多分にありそう。

保育におけるドキュメンテーションの活用: 新時代の保育1 (ななみブックレット)

保育におけるドキュメンテーションの活用: 新時代の保育1 (ななみブックレット)

スウェーデン 保育の今―テーマ活動とドキュメンテーション

スウェーデン 保育の今―テーマ活動とドキュメンテーション


1年と11ヶ月。 I hope we cross the paths again. All the best.

データインポーター等のバッチ開発、レビュー、フロントエンド保守、全体的な保守運用、ドキュメンテーション、教育、客先往訪での状況説明・要件すり合わせ、データフォーマットすり合わせ・整理、仕様整理、等。

目先の対応に追われ、構想がありながらも技術のリードの面では力及ばずだったことは正直心残りではある。

しかしながら、エネルギーというグローバルなテーマに携わり、他社で類例のないサービス開発をしたり、英語でUKメンバーとコラボレーションし、UK拠点にて1ヶ月間ではあるが現地メンバーと仕事をし、大量のデータ処理にどう立ち向かうか、どう妥当性を保証するのかという難題を経験させてもらえたことは幸甚であった。

社には「チャレンジ」という概念があり、個人的にはこれが一番好きなところだった。代表がラジオ出演した際に言ってたことを思い出す。エネルギー問題は、他の事業と性質が異なり、WhyもWhatもWhenもWhereもWhoも決まっていて、問題はHow, どうやるかだけなのだと。世界的にHowを遂行する中で、その一翼を担い、変革と解決にチャレンジしていく、その明瞭さが小気味良かった。

今度は、英語修行に数ヶ月時間を取ったあと、しばらくは個人で5W1Hを定めてチャレンジしていくつもり。ダメそうなら就職します。頑張れー。


Twitter, ニュー速とvipとふたばとpyaとIT系MLとミュージックマシーン虚構新聞と友達の近況と…あらゆるものが混じったような投稿が勝手に流れてきてくれて夢のよう‬。


最初は英語でプルリクのレビューとかコメントとかすんごいむずかったけど、英語を練習しながら時間をかけていくと、そのうち慣れた。ある程度だけど。ただ、やっぱり概念から伝えたり微妙な表現は難しいし、そういう時は相手も複雑なコメントで返してきたりするので、英語を読める力が必要になる。それで、埒が開かないから、Skypeで話そうか、となるのだが、こちらはすぐ言葉が出てこないし、相手の英語が速すぎたり説明がうまく出来てなかったり、発音の聞き取りが難しくてコミュニケーションが円滑に進まなかったりして、本当に自分の英語力のなさを痛感した。タイムゾーンの違いだけでも開発効率に多大な影響が出るので、もう、英語の理解なんかでつまづいている場合ではない。日本語でのやり取りですらスイスイ進まないことは珍しくないので、ましてや英語をや。空気のように扱えないと仕事にならないな、と思った。これは非常に貴重でありがたい経験だった。だからこそ、向こうのメンバーと直接会って話が通じて議論が成立したと感じた瞬間は本当に嬉しかった。

理解できることの喜びは幾つになってもある。そんな機会をくれた会社とみんなに感謝。