チラウラヤーン3号

その辺のプログラマーのチラ裏です。

かつては反原発だったし、環境を壊すな!と思っていたし、ゴルフ場建設反対だったし、CO2を減らさないと温暖化が進むぞ!大人はバカだ!と思っていた。

その後、まず反原発思想が解かれた。例えば、呼吸器、透析を必要とする患者、病院の運用には電気は欠かせない。電気のない時代へ戻れ、と思っていたが、ジャブジャブと使うのは良くないまでも、一定量の電気は必須だし、電力の不足が起こると生命に関わることを知った。電源にも種類があって、ベースロード電源である火力発電は化石燃料に依存していて、世界の発電トレンドは、脱炭素である。有効な代替策もないまま安易に原発反対するのは、判断材料不十分だと思った。その施設で働いて生計を立てていた人たちの生活は誰が面倒見るのか、とか、もちろん、原発事故が起こればその被害も勘案する必要があるけど、ゼロリスクを目指してサービス品質100%を求めるのは、色々と問題がある。

ゴルフ場建設もかつては環境破壊していたのだろうけど、芝生の手入れや森の保全に一役買っているらしく、よく分からない。少なくとも強く反対する気持ちは失せた。

CO2増加がもたらす温暖化論もデータ偽装やビジネス界からの要請があったことがわかった。

「地球のために」「みんなの未来のために」がお題目にあることで、発言や行動に正当性が付与されたように思えて、正義になった気がして、それはとても心地よい。

でも地球はなにも言わないし、はっきりと我々のためだと言う方が素直だし、未来のためというよりも、いいことをして承認されたいと言えば良い。

木を植えた男は、自ら偉ぶることをしない。

木を植えた男

木を植えた男