チラウラヤーン3号

その辺のプログラマーのチラ裏です。

赤っ恥の確率

今まで大失敗したこと、赤っ恥かいたことって何回あったのかな。

40年で100回あるんだろうか?

昨年、自分の大失敗や赤っ恥や黒歴史をまとめてリストにしたのでそれをカウントすることにした。 漏れもあるだろうけど、かなり頑張って思い出してリストにしたのと、リストにないものを思い出すたびに追記していたので、 自発的に引き出せる漏れってあと10個ぐらいだと思っている。

ちなみに、リストアップした動機は、こういうのを思い出して反芻して死にたくなることが嫌だったから。 反芻してしまう理由・原因は、忘れないように反復して思い出すことで詳細化して、ミスの再発防止策を講じるための脳の機能が働くからだろう、 という仮説を立てた。もしそうなら、いつでも思い出せるようにメモしておけば、心置きなく忘れられるし、それがその後の人生の糧として本当に価値のある重要な失敗であるのなら、そのメモを見返すことでいつでも思い出せるようになるし、頑張って覚えておかなくても大丈夫という安心感が得られる。 結果的に、死にたくなることは減った気がするし、消えたくなるようなことを思い出したところで「脳の生理的な反応がそういう処理をさせている」と、その処理を傍観者として眺めることができるようになってきた。

さて、リストをカウントした結果、その数は90個だった。 漏れがあるとして100個だ。 この40年間を日数に直すと、365日 * 40年 = 14,600日。 赤っ恥 100 回 / 146,00日 → 146日に1回。

半年に1回ぐらいじゃん。赤っ恥かいてるの。

0.68%ですよ。1.0%未満ですよ。

「俺なんかいつだって全然ダメだ。カスでカッコ悪いクソ野郎だ」って思うこともあったけど、 主観的には 24/365 で失敗しているように思えて、その実半年に一回だったんなら、これは多いとは言えないね。

少なくとも、365日のうち、363日は赤っ恥をかかずに済んでいるということなんだし。 主観的な思い込みは記録と論理で修正を試みることができる。 (プライドの高さや恥を恐れて行動に踏み切れないことに悩む人にもおすすめな手法であると思う)

よかったよかった。世界が平和でありますように。

(なお「人生で成功・幸福を味わった瞬間リスト」も作ってある。こっちは 18個だった)

週1でやってる10kmジョグが53分を切った

  • あと3分縮められれば中級者の仲間入りだ!
  • 計画的にタイムを縮めていこうと記録を録り始めたのが2ヶ月前。
  • その時点では59:30だったので、2ヶ月間タイムを意識してランすると5分縮まるのか...?
  • じゃ、仮目標として今年の4月中旬には 50 分を切りたい。そして中級者を名乗りたいぞ...!

『批評理論入門』を読み終わった

一家に一冊、『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義』廣野由美子 (中公新書) - ゴールデンレトリバー撫でたい で紹介されていた「いかにテキストを読むか」の視座を与えてくれる本。

上記ページは現在はリンク切れ (新規個人サイトに移行中?→ブログ主さんから本記事にコメントいただきました!再公開の予定はないとのこと)。 ブコメにも参考になるコメントがあったが非表示になったようだ。 上記記事とブコメから本書が、文学の読み込み力、批評力・レビュー力を磨きたい人にとっての定番本だということを知った。 その評判の通り良書だった。id:yunastr さんとブコメの皆さんに感謝。

積読があと350冊もありながら、新しく本書を購入して優先的に読んだ理由は、 今後の積読消化においてもまだまだ文芸書は読むことになるので、 どのみち読むなら「読み方」を知っている方が記憶に残せると目論んだから。

一昨年末に読書習慣の獲得を志して以来、小説を読む時にはメモをとりながら読むようにしていて、 読後には要約やレビューを書くようにしてるんだけど、 今の自分の読み方ではどうにも焦点のぼやけた文章にしかならず、 それはそのまま記憶の形のイメージとも一致していた。 説明が曖昧にしかできないものって、理解も曖昧だし記憶も曖昧だ。 そして「XXのシーンが迫力があって面白かった」「XXのくだりにはとても考えさせられた」以上のことが言えない自分が悔しかった。

この辺の感覚はプログラミングの実装時の心理を彷彿とさせた。 言葉で説明できない状態またはイメージが正確にできてない状態でコーディングを始めると、核心のぼやけた、とっ散らかったコードになる。

まだ1周しかしてないので、自分の中にテクストを読む技法がまだ定着しておらず、明らかに再読が必要だけど、 何度も読み返して、文芸作品をより深く理解できるようになることに希望を抱いている。

あとがきによれば本書の原題は『新・小説神髄』だったそうだ。 原題が表す通り、本書は批評そのものについての解説に閉じるのではなく、 批評における視点を紹介することでそれがそのまま小説の技巧の紹介にもなっている (第一部が小説技法篇で第二部が批評理論篇となっている)。

1周目の雑感としては、

  • 批評手法が多様なのは想像してはいたが、時代によって流行り廃りがあり、ある批評軸への反論として別の批評軸が生まれたりと歴史の変遷がある。
  • 批評観点はそれ自体が小説技法ともなり得る。

といったところ。

楽器を練習すれば、楽曲演奏がより深く解釈可能になるのと同様に、 「文学を読む」という行為においてもおそらく、ゆくゆくはそれを自分でも作ってみることで、 その質も判断しやすくなっていくのだろうと想像した。

ブコメにて紹介されていたその他批評入門本の中でメモしてあったのは次の通り。

整備士試験に出てくるコンプレッション・リングを3D化してた

事情により整備士3級を取得する必要が生じ問題集を読んでいたところ、どうにも形状が分からない箇所があり困ってた。

下記はコンプレッション・リング (ピストン・リングの一種) についての図説部分を自分が解釈していく様子。

  • 各図はどれも 細長くて横に平べったい物体の断面 を表している
  • 中央には区切り線が設けられていて、左右で形状が異なる様子を描いている
    • これは 異なる物質を組み合わせてリングを構成しているいることを表している のだろう
  • 区切り線より右側は共通して、凹様の波型形状である
  • 区切り線より左側が個別の形状をしており、これがコンプレッション・リングの種類を表す
  • なるほどなるほど

『コンプレッション・リングの種類』 整備士学科試験 出題の傾向と解説 3級ガソリン (整研出版社) p.10より引用

あれ、でもこの理解だとインナ・ベベル型に描かれている線がどいういう断面形状を描こうとしているのかどうにも想像がつかないな。ううむ...。 だいぶ悩んだ結果、

「あっ、自分の理解が間違っているんだ」

ということを長時間経ってようやく認めるに至った。おうふ。 図の視点はリングの赤道方向にあり、描かれている線は立体形状の輪郭線だった。視点のx軸回転角がゼロ度であり、真横から物体を捉えていて、 上面下面ともに描かれておらず、また、陰影もない。

  • 左半分だと思ってたところのみがリングの断面図で、
  • 右半分だと思ってたところはリング断面から見て奥行き方向への延伸部分であり リングの内側 の側面を表している
    • 波形は図説ではおなじみ、省略の意味の波形だった

このことに気づいたときは、 妻と義母 の騙し絵を思い出した。

いやはや自分の形状認知力の弱さを思い知った (そして図中にインナ・ベベル型が混ざってなかったらパッと形状認識できる自信が未だにない)。

というわけで、こんなに察しの悪いのは私だけかも知れないけど、万が一似たような悩みを持った人がいたら参考になればと思い、3DCGに起こした。 Blenderを触ったのは13年ぶりだった。UIがかなり変わってて驚いた。操作方法はほぼ忘れていた。

コンプレッション・リングの種類と3D形状

あー疲れた。久々に3Dモデリングできて楽しかったけども。ハァ。

そういえば大学生の頃、バイト先の計らいで2004年のSIGGRAPHに見学に連れてってもらったとき、BlenderのBird of Featherがあって、そこで開発者のTon氏と短い会話を交わしたことがあった。「日本ってどんなイメージですか?」と聞くと「Sakeが美味しいですね笑」とオランダ語発音の影響が強い英語で朗らかに答えてくれたのは良い思い出。

その他参考: 本田宗一郎も苦戦したピストンリングの設計:いまさら聞けない エンジン設計入門(2)(1/3 ページ) - MONOist

突然頭が良くなるIQパズル

突然頭が良くなるIQパズル

SMRT Games カラーコード パズル SG090JP 正規品

SMRT Games カラーコード パズル SG090JP 正規品

  • メディア: おもちゃ&ホビー

ブロックス BJV44

ブロックス BJV44

  • 発売日: 2014/04/26
  • メディア: おもちゃ&ホビー

主語が大きくてしかも全く胡乱な話しなんですけど、

  • 日本人はアメリカに対して劣等感を抱えていて
  • アメリカ人はイギリスに対して劣等感を抱えていて
  • イギリス人はフランスに対して劣等感を抱えていて

じゃあ、フランス人は何に対して劣等感をもってるんでしょう?遠回りしてでもいいから、どこかでこのチェーンがループしてると平和(?)でいいんだけども。

もし依存先がないんだったら、フランス人は世界で最も精神的に成熟している民族だったりする…?そんなわけないか。正確な比較は不可能だし、指標の選択には作為が含まれてしまうし。

ああ、教養が欲しい。

フランス史10講 (岩波新書)

フランス史10講 (岩波新書)

フランス史 (新版世界各国史)

フランス史 (新版世界各国史)

  • 発売日: 2001/08/01
  • メディア: 単行本

地元である石川県の友達に「新宿より金沢の方が都会って感じがする」と言った時「いや、それはないわ。言うまでもないことだけど」と返されたことが何度もある。

金沢には何か自分を圧倒するものがあったのに、新宿にはそれがなかった。

論理的にはもちろん新宿の方が人も多くて発展もしてるのは分かってるんだけど、金沢と新宿それぞれの地に生まれて初めて足を踏み入れた時の感覚に、自分の中で大きな違いがあった。

その理由が今日わかった気がする。

東京は、他所者の町であるがゆえに、他所者に開けてると言える。

対して、金沢においては「県で言えば自分の地元なのに、誰も知っている人がいない」「街と言えど地方都市なのに、田舎にあるべき馴れ馴れしさがなく、形式的によそよそしく人に接する様子が気取っているように映る (ひどい)」という逆恨みとも言える感情を抱いているせいで、自分が受け入れられている感覚がなかった。そして、その疎外感と金沢に対する心理的な距離感が、自分の中の都会が備える性質に符合していたことで「金沢の方が都会」と錯覚していたようだ。

嗚呼、身勝手な自分。

じゃー、せっかくそういう内省ができたんだから、これからの自分としては、他所者であろうとも積極的に歓待していくような気持ちを備えていきたいと思う。

排他的なのは町じゃなくて、自分の方だったんだ。

まー、新宿に初めて立ち入る前に、東京に過大なイメージを持ちすぎて期待しすぎてたっていうのもあるけども。

なんかうまくいかないときは、

  • 剃毛する
  • ノーパンで町を歩く
  • 夜の道で誰もいないことを確認してチンコを10秒間、夜風に晒す

などが有効打として挙げられると思いました。中国の房中術に是非とも組み入れていただきたい。

不老不死: 仙人の誕生と神仙術 (志学社選書, 003)

不老不死: 仙人の誕生と神仙術 (志学社選書, 003)

  • 作者:大形 徹
  • 発売日: 2021/02/22
  • メディア: 単行本

仙道房中術の悟り

仙道房中術の悟り

そう言えば今日はバレンタイン…!

男40ともなれば志があるので、そんじょそこらの商業イベントに惑わされることはなく、日々の行いを積み重ねることに専心できるようになったのが幸いである。

知足者富、強行者有志。

あー、チョコ食いてえー!彼女欲し〜!はやく修行が明けて彼女をゲットして結婚したいよ〜! (ロイヤル煩悩チョコレートソースがけスペシャル)