aiko のアルバムを2つ買ったわけなんですが…。
aikoの何がすごいって、 1/4音単位で歌う音程をコントールできる ところだと思う*1。
花火、カブトムシなどのヒット以降に見られる彼女の歌唱 (つまり、メジャーデビュー後) においては、クォーターフラットという、楽譜上の指定音より常に1/4音低い音程で歌われている…。ちなみに、中島美嘉の歌唱もクォーターフラット。
初期の彼女の歌を聞いてみると、フラットしてなかった…気がする…そう感じた曲がなんの曲かわからず音源が探せないので、ウソかも…。
絶対音感 + 音程通りに歌える歌唱技術
がないとできない芸当。
菊地成孔が
この人のことをカラオケで好き好きなんて歌おうと思っても、正確には歌えないと思うんです。エグいブルーノートが必ず曲の中に入っているんで。
って言ってたのは、例えば彼女のフェイクを聞いてみても、まぁ、お見事で、 音程バッチリ + 倍音多い (別の音が同時に聞こえるレベル) + ロングトーンでわざと更に1/4音下げて伸ばしたりする
んですが、つまり、そういうことではないかと。これをやってのける彼女は本当に達者だと思う。
耳がとても良いのかな。そして、普段の喋り方を聞いていても息漏れのない安定した発声に聞こえるし、歌うための体が出来ている感じ。
まー、真似しようと思ったら、とりあえずは、ロングトーンの練習から…ですかね…。
*1:実際はもっと細かくコントールできるんだろう