チラウラヤーン3号

その辺のプログラマーのチラ裏です。

今の自分が何点か分からないけど、40点〜60点だとして、まずは10点上げることを目指した努力ならやれそうな気がして希望が少し湧いた。

どう行ったところを伸ばしたいかを振り返って、何が身につけばどのくらいの点数分伸びたと評価出来そうかを考えようと思った。

「何かが欠けているという意識を持ち続けるのは難しい」って、村上龍のラブアンドポップに書いてあったような気がする。

色々下手なことがあるけど、まずは「やり切ったことがない」を潰したい。それが出来れば、10点を自分に上げても良い気がする。

怖くて仕方がない。でも逃げても、逃げながら切られて消耗していくぐらいなら、正面を向いて戦いながら方策を練った方が生存率が上がる気がした。ビビり沼から抜け出るには、まずは落ち着いて何が怖いのかを振り返ろうと思った。


今日の昼前に小林麻央さんの訃報があった。ガンで亡くなった人の報道はとても切ない。息をひきとる間際に「愛してる」と家族に告げ、旅立ったそうだ。彼女は、恐らく朦朧とした意識の中にいながら、今まさに自分が終わることを覚悟して力を振り絞ったのではないだろうか。

生きている人を、生きている間に、目一杯愛せたらいい。自分も含めて。そうすれば幸せに死ねる。

私が父の最期を見たのはFaceTimeを通してだった。妹が「父ちゃんは呼吸を忘れています…」と画面の向こうから伝えてくれた。呼吸がほとんど出来ない中、眠れば死ぬことを自覚し、意識を切らすまいと声なき声で訴えるような目でこちらを見つめたまま、事切れていた。あの目は今も私を見ている気がする。幸せに死ぬまでは、父の分も生きねばなるまい。父は、私の中に種を蒔いたのだ。